ジュエラー(牝3、栗東)
生年月日:2013年1月17日
調教師:藤岡健一
馬主:青山洋一
生産者:社台ファーム
通算成績:3戦1勝(1-2-0-0)
血統:父ヴィクトワールピサ、母バルドウィナ
近3戦の成績
3歳牝馬クラシック戦線では抜けた存在のメジャーエンブレムに、どこまで迫ることが出来るか期待されている一頭がジュエラーです。
3走前の新馬戦は、あまりスタートが良いとは言えず後方からの追走となりましたが、直線に入ってからは鋭い末脚で他馬をまとめて交わす強い内容で、能力の高さをアピールしました。京都芝1800mでの勝ちタイム1分48秒8は平凡ですが、上がり3F34.0秒は他馬を圧倒していました。
続く2戦目は、京都芝1600mで行われる重賞シンザン記念が選択され、新馬を勝ったばかりの牝馬のため不安視された部分もありましたが、新馬戦での末脚の確かさや調子の良さ、鞍上ミルコ・デムーロなど条件が揃い2番人気に支持されました。
逃げたシゲルノコギリザメが前半800mを46.3秒のハイペースで牽引する中、スタートで出遅れたジュエラーはじっくりと後方を追走、ロジクライとシゲルノコギリザメの2頭で大勢決したかと思われましたが、ただ一頭目を見張るほどの末脚で追い込み、2着に食い込みました。ロジクライは内枠を利した好騎乗が勝因だったことや、牡馬に混じっての一戦だったことを考えれば、外から追い込んできたジュエラーは力が抜けていたという見方もできます。
前走のチューリップ賞は時計の出やすい高速馬場の中で行われ、前半は46.8秒と一見ハイペースに見えますが、後半は46.0秒となっており、ペースバランスとしてはスロー寄りの平均ペースでした。シンハライトには敗れたものの、この馬場で後方から追い込んでの2着はやはり価値が高く、メジャーエンブレムの対抗勢力としては、シンハライトと共に注目の一頭と言えます。
2歳新馬(新馬、京都・芝1800m)2015年11月29日 【1着】
1着 2-3 ジュエラー(牝2)/秋山真一郎/2番人気
2着 8-15 アドマイヤキズナ(牝2)/藤岡康太/4番人気
3着 4-6 ナムラルパン(牝2)/幸英明/3番人気
シンザン記念(G3、京都・芝1600m)2016年1月10日 【2着】
1着 3-6 ロジクライ(牝3)/浜中俊/8番人気
2着 4-7 ジュエラー(牝3)/M.デムーロ/2番人気
3着 7-14 シゲルノコギリザメ(牝3)/太宰啓介/11番人気
チューリップ賞(G3、阪神・芝1600m)2016年3月15日 【2着】
1着 6-11 シンハライト(牝3)/池添謙一/2番人気
2着 5-9 ジュエラー(牝3)/M.デムーロ/1番人気
3着 4-7 ラベンダーヴァレイ(牝3)/戸崎圭太/10番人気
今年も高配当に期待?!三連単が今年もアツイ!
2015年の桜花賞は前目につけたレッツゴードンキがスローペースに落として逃げきり勝ち。内目の3枠で岩田騎手が手綱を握るレッツゴードンキ、そしてキレ味ある末脚が武器のクルミナルを中心に組んだ3連単フォーメーションで勝負しました。レッツゴードンキは始動戦であった初戦から前へ出て行きましたし、ここは岩田騎手も行くだろうと読んでの選択。そして前走は馬群に揉まれて大敗したクルミナルでしたが、前走は度外視してスローだったエルフィンSをあてにしての選択。これに穴っぽいところを絡めたフォーメーションが見事に的中しました。
【昨年の桜花賞(2015)の的中実績】
1着:- ?レッツゴードンキ
- ?クルミナル
- ?レッツゴードンキ
- ?クルミナル
- ?コンテッサトゥーレ
- ?ムーンエクスプレス
- ?ノットフォーマル
- ?トーセンラーク
- ?アースライズ
- ?ローデッド
?3連単配当?
?→?→? ¥233,390
今年はここまで余裕の圧勝が続いているメジャーエンブレムが人気を集めそうですが、メンバーを見る限り随一のパワーがありそうなこの馬は馬券圏内は堅そうに思えます。とは言え昨年は単勝1.6倍のルージュバックが9着、'12年も2.3倍の1番人気だったジョワドヴィーヴルが6着と、1番人気が負けるレースも多いです。今年はさすがにメジャーエンブレムで間違いなさそうなので、軸にされる方も多そうですね。
絡んできそうな妙味のある馬もたくさんいるので今年も高配当が期待できる三連単で勝負していきたいと思います。