ビービーバーレル(牝3、美浦)
生年月日:2013年3月25日
調教師:中舘英二
馬主:坂東勝彦
生産者:絵笛牧場
通算成績:7戦2勝(2-2-1-2)
血統:父パイロ、母ファインディンプル
近3戦の成績
新馬戦で手綱を握った石橋脩騎手に戻って臨んだビービーバーレルの3走前は、東京競馬場芝1600mの牝馬限定2歳500万下条件、赤松賞でした。好位からのレースを選択したビービーバーレルは、道中3番手を追走し直線にかけるも、勝ったクロコスミアに追い付くことはできず、更に後方から追い込んだアオイプリンセスにも交わされ3着に敗れました。しかし、前走同じ舞台の重賞アルテミスステークスで13着に敗れていることを考慮すると、内容に一定の進歩が見られました。
続く年明け初戦は牝馬限定重賞競走、中山競馬場芝1600mのフェアリーステークスを選択、ダッシュ良く飛び出したビービーバーレルはハナを奪い、前半の800mを47.5秒という絶妙なペースで逃げ、更に直線では後続を突き放す完勝でした。中盤の2ハロンを12.0秒と12.1秒でパスし、息を入れることができたのが勝因と言えますが、この馬の形とされる逃げ戦法が功を奏したともとれます。
前走では再び東京競馬場芝1600mの舞台に戻り、牝馬限定のG3競走クイーンカップに挑みましたが、2歳牝馬チャンピオンのメジャーエンブレムが出走していたため、ビービーバーレルにとっては試金石と言えるレースとなりました。好発進したビービーバーレルでしたが、それ以上に絶好のスタートを切ったメジャーエンブレムが先頭に立ち、ビービーバーレルは3番手に控えます。直線に向いてからメジャーエンブレムに並びかけようとしましたが、徐々に離され最終的にはメジャーエンブレムから1.6秒差の9着でのゴールとなりました。
赤松賞(500万下、東京・芝1600m)2015年11月21日 【3着】
1着 1-1 クロコスミア(牝2)/勝浦正樹/1番人気
2着 2-3 アオイプリンセス(牝2)/石川裕紀/7番人気
3着 8-14 ビービーバーレル(牝2)/石橋脩/4番人気
フェアリーS(G3、中山・芝1600m)2016年1月11日 【1着】
1着 3-6 ビービーバーレル(牝3)/石橋脩/3番人気
2着 2-4 ダイワドレッサー(牝3)/三浦皇成/10番人気
3着 3-5 ダイワダッチェス(牝3)/柴田善臣/7番人気
クイーンC(G3、東京・芝1600m)2016年2月13日 【9着】
1着 3-6 メジャーエンブレム(牝3)/C.ルメール/1番人気
2着 1-2 フロンティアクイーン(牝3)/蛯名正義/7番人気
3着 2-3 ロッテンマイヤー(牝3)/S.フォーリー/6番人気
9着 6-11 ビービーバーレル(牝3)/石橋脩/4番人気
今年も高配当に期待?!三連単が今年もアツイ!
2015年の桜花賞は前目につけたレッツゴードンキがスローペースに落として逃げきり勝ち。内目の3枠で岩田騎手が手綱を握るレッツゴードンキ、そしてキレ味ある末脚が武器のクルミナルを中心に組んだ3連単フォーメーションで勝負しました。レッツゴードンキは始動戦であった初戦から前へ出て行きましたし、ここは岩田騎手も行くだろうと読んでの選択。そして前走は馬群に揉まれて大敗したクルミナルでしたが、前走は度外視してスローだったエルフィンSをあてにしての選択。これに穴っぽいところを絡めたフォーメーションが見事に的中しました。
【昨年の桜花賞(2015)の的中実績】
1着:- ?レッツゴードンキ
- ?クルミナル
- ?レッツゴードンキ
- ?クルミナル
- ?コンテッサトゥーレ
- ?ムーンエクスプレス
- ?ノットフォーマル
- ?トーセンラーク
- ?アースライズ
- ?ローデッド
?3連単配当?
?→?→? ¥233,390
今年はここまで余裕の圧勝が続いているメジャーエンブレムが人気を集めそうですが、メンバーを見る限り随一のパワーがありそうなこの馬は馬券圏内は堅そうに思えます。とは言え昨年は単勝1.6倍のルージュバックが9着、'12年も2.3倍の1番人気だったジョワドヴィーヴルが6着と、1番人気が負けるレースも多いです。今年はさすがにメジャーエンブレムで間違いなさそうなので、軸にされる方も多そうですね。
絡んできそうな妙味のある馬もたくさんいるので今年も高配当が期待できる三連単で勝負していきたいと思います。